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統計検定®で学ぶ!統計学シリーズ

増補改訂ポイント

多くのご要望の声にお応えし、2023年春に増補改訂いたしました!
身近な話題から統計学の本質を学ぶスタイルはそのままに、さらに充実した講義内容となっています。


統計検定®の過去問演習を大幅追加。2級対応講座は26問、3級対応講座は12問追加しています。
全問講師のオリジナル解説つきで、より多くの問題演習を通じて統計的な考え方を身につけることができます。


受講者からの声を元に、特につまずきやすいポイントをより丁寧に加筆・改訂しました。
用語やグラフの解説も多数加筆されており、さらに分かりやすい内容となっています。


受講回数制限がなくなり、何度でもご視聴いただけるようになりました(受講年度内)。
「苦手なポイントを時間を空けて復習する」、「長期休みにまとめて視聴する」など、様々にご活用ください。

統計検定®とは?

日本統計学会公式認定の全国統一試験(2011年スタート) 統計検定®とは、統計に関する知識や活用力を評価する全国統一試験です。
データに基づいて客観的に判断し、科学的に問題を解決する能力は、仕事や研究をするための21世紀型スキルとして、国際社会で広く認められています。1級から4級までの試験に加え、統計調査士・専門統計調査士の試験も実施しています。

統計学と代ゼミ講座の関係イメージ


※今までに統計学に関する授業や講義を受けたことがない方や高校数学Ⅰの内容に自信がない方は、統計検定®[3級]対応講座からの受講を
 お薦めします。

担当講師からのメッセージ

統計学はビッグデータの時代を生き抜くための『データリテラシー』 3年以上にわたり世界を混乱させているコロナ禍は、映像として掌握しやすい天災や戦争とは異なり、医療現場の緊迫した場面を除けば専ら数値(データ)として可視化されました。
感染者数の移動平均や陽性率などという用語が市民権を得る一方で、飲酒機会提供と新規感染者数の相関(因果?)に散見された私権の制限範囲の妥当性等に関し、それらの数値が持つ意味を解釈する『データリテラシー』の深遠さを改めて認識させられたと感じます。
そもそもデータリテラシーは今世紀になって急に登場して来た訳ではなく、広義には古代のローマ帝国や戦国時代の日本などでも重要視されてきました。ただ、為政者だけではなく万人が身につけるべき素養であると認識されてきた点が以前とは異なるのです。それは公教育の現場にも影響を与え、漸次『統計』分野のカリキュラムも変化しつつあります。

本講座が準拠する統計検定®も、そのような教育課程の変更に対応して出題範囲や内容が変化しています。そこでこの度増補改訂を実施しました。
統計検定®に合格することは、この講座の大きな目標ですが、もちろんそれは結果として獲得されるものの一つにしか過ぎません。
例えば、日本語で一括りに「情報」と訳されてしまう‘information’と‘intelligence’ですが、入力側に位置する‘information’を分析・解読し、そこから‘intelligence’なる有意味な出力を得るのも統計の学びあってのことです。
ビッグデータの時代を生き抜くためのリベラル・アーツとして、さらには自然科学のみならず、社会科学、人文科学などおよそ科学と称されるもののリンガ・フランカとして、『データリテラシー』の修得を目指して行きたいと思います。

西岡 康夫/Yasuo Nishioka
代ゼミ教育総研 主幹研究員。東京大学工学部卒。
1986年に数学科講師の道をスタートさせ、1999年より代ゼミの教壇に立つ。問題解決の手法として「判断枠組」を提唱し、自らの信念に基づく緻密な授業で約40年に渡り受験生から圧倒的な支持を得ている。
本講座をはじめ、統計学指導のスキルアッププログラム(教員対象)など、論理や統計を重視する新教育制度のオピニオン・リーダーとして活躍している。

学校現場からの推薦メッセージ

授業者として最適な教材は、しばらく手放すことができそうもありません 本校の高等学校3年生を対象とした選択科目「データ分析入門」において、代ゼミライセンススクール「統計検定®で学ぶ!統計学(2級対応)」講座のテキストを再編集していただき、書き込み式の問題集として使用させていただいております。この選択科目は設置して15年になります。検定教科書数学Bの「確率分布と統計的推測」の内容では、数学的な論証や扱う分野・練習問題が足りず、一方の統計学入門書等では、事例は多くとも数学的な論証が授業で扱うには満足いかないものが多いのが実情です。
そこで、統計学講座という言葉の通り、統計と確率の両分野を備え、「記述統計」、「確率・確率分布」、「推測統計」の3分野にきちんと分かれ、さらに、例題・演習とその解答と解説も丁寧な本講座のテキストは、授業者としては最適な教材です。
本講座を担当する西岡康夫氏の著書である「単位が取れる統計ノート(講談社サイエンティフィク)」をテキストとして併用し、さらに表計算ソフトや数式処理ソフトも活用して授業を進めています。また、問題演習にも課題にも必要かつ十分な量の演習もでき、実際に利用した生徒からも好評を得ております。基本的な統計分析から、教科課程外であっても高校生ならわかる分野まで網羅されているこちらの統計学講座テキストを、しばらくは手放すことができそうもありません。

内田 芳宏 先生
立教池袋中学校・高等学校 
数学科教諭・数理研究部顧問
(※2018年ご寄稿)

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