▼高等学校管理職対象セミナーを開催いたしました。

学校改革に積極的な取り組みを行なっておられる多くの学校からの参加をいただき、ありがとうございました。
ご参加の皆様からいただきました貴重なご意見や情報は、今後のセミナーや商品・サービスの企画・開発に活かしてまいります。

 

会場風景写真


≪資料冊子プレゼント!≫

当セミナーで配布した資料セットを贈呈いたします。

国公私立高等学校及び中高一貫校の学校長先生ほか、学校改善ご担当の管理職の先生方を対象に、セミナー当日に配布いたしました資料セットを贈呈いたします。(たいへん恐縮ですが、資料残部に限りがあるため、対象外の方からのご請求はご遠慮下さい。)

フリーダイヤル:0120−010−423(携帯電話からは03−3379−7446)
FAX:03−3370−7440   電子メール:soken.info@yozemi.co.jp


[セミナー・ダイジェスト]

学校改革の円滑な指導と継続性ある進展のために -学校改革と成果検証-

■基調講演

 変化・差分に視点を置く“動的評価”
「学校改革を支えるのは検証機能」
適切な検証がなされない限り、やりっぱなしが助長されるのは当然の帰結です。また、達成感なきが故のモチベーションの低下や課題検知機会の喪失など、改革を維持・ 進展させる上での諸問題も検証機能の不全によるものが多いようです。
学校評価を行ない、改革が進んでも、それを伝える手段を誤っては地域との信頼を結び、肯定的評価を得るには至りません。優れた進学実績や充実した教育システムも、 単に現況を伝えるだけでは回次を重ねるごとに陳腐化します。
パブリックリレーションズ(PR)が成立する要件は、組織の自己修正能力を示すことで対象との好適な関係を築くことにあります。現況を静的に示すだけの発想を超えて、変化を軸に“動的”に学校の姿を示していくことをご提案いたします。
鍵を握るのは“検証機能”の整備です。定性的に記述された達成目標を定量的に捉えるだけでなく、プロセスの履行検証、シナリオの妥当性検証を含めた、3つの観点での検証がなされてはじめて、近未来像への期待を加えた肯定的評価を地域社会から得られるものと考えます。

■セッション#1

 改革を軌道に乗せる諸要件
「学校評価の結果に基づく改善行動」
学校評価を行なっても、そこから改革が起動しない、あるいは進めるうちに次の策を失い手詰まりとなる場合があります。改革行動には必ず何らかの仮説が存在しますが、その仮説が妥当性を検証されないままでは、結果データからの課題抽出や改善への修正シナリオの描出には至りません。
Aという働きかけが必定としてBという結果を生むのは、同一環境下に限られますが、多くの場合、過去の成功事例に縛られ、学校を取り巻く情勢や生徒の志向などの変化が視野に入っていないということはないでしょうか。取り組みに際して予測した結果や仮説から導かれる帰結と、現実に観察した事象が異なる場合に、仮説の妥当性を疑ってみることなく「誤差」「偶然」で片付けていないでしょうか。
仮説を正しく検証するには、正しいデータが取れることが大前提です。質問文が固定観念の影響を強く受けたり、不用意な問い方が歪んだ先入観を与えてしまったりなど、改善どころか新たな問題を生じさせることもあります。事例の中で見え始めた学校評価を成功させる諸要件について整理を試みます。

■セッション#2

 個々の意欲と資質に依存しないシステムへ
「進路指導の態勢整備」
進学に特化したコースの新設など、進学指導体制の強化・充実を生徒募集の切り札とするのは当たり前になりました。しかし、実態が「看板」に追いつかず、地域からの信頼を得ぬままに、校内でも当初の勢いを失うケースが見受けられます。
進学実績目標の達成管理が機能しない、中間検証の要である考査結果分析が「勤勉さ」を測定するに留まるなどに原因を見出せることもあるでしょう。あるいは、進路指導に対する教員の意識や姿勢が変らない、知見の向上が進まない事例も多く見られる典型です。前者はシステムの問題、後者は人間的な問題に一見思われますが、実はいずれも組織のマネジメントにより事態改善が図られます。達成要件を定性的に書き出し、各々の充足を客観的に検証する機会を整えた組織だけが、次の一歩を踏み出し続けられるのではないでしょうか。
また、本来はシステムによる補完を図るべき課題に対して、個々の教員の意欲や資質にのみ依存する綱渡りは危険であるばかりではなく、組織全体の成長を阻みます。この認識に立った進路指導の「仕組み」作りもご提案させていただきます。

■セッション#3

 改善意欲を支える"継承と改革の両立"
「建学精神の再解釈による検証可能な指標作り」
学校改革には、新たな価値の導入が伴います。これが既存の校内カルチャと競合をきたし、改善行動の起動や維持を妨げるのは決して珍しいことではありません。特に、それまで大きな問題を抱えず、安定の中で学校が運営されてきた場合には「なぜ変らなければならないのか」という反応も予想されます。
この場合に求められるのが、継承と改革との共起を可能にする上位命題の設定です。建学の精神を今日の状況の中で読み直し、あるべき学校像を客観的に書き出す(定性化)のステップを踏むことで、背反・競合するように見える複数の価値が、実は相互補完的な関係にあり、共起させる必要があることに気づくことが少なくありません。
また、この"書き出し"行為は、個々の教員にとっても、自らの職責に関する充足基準を明確に把握することであり、行動に方向性を得て、モチベーションの原資たる達成感を獲得する好機となります。教員の自発的な取り組みを引き出し、支え、伸ばすこと。教員の学びの場を整え、認知の網を築く支援と併せて、活力あふれる組織作りが進むことが期待されます。